The BONEZ x coldrain、歴史的対バンが満を辞していよいよ開催

■The BONEZ主催の2マンライヴ「LIVE TONIGHT」が12月22日に開催されます。The BONEZとcoldrainの間にはただの2マンライヴ以上の意味が生まれてくるんじゃないかと思いますし、The BONEZにとっては10周年を目前にしたタイミング、JESSEさんがいろんな意味でリスタートを切ったタイミングでの主催イベントあることなど、様々なことがクロスする日になるんじゃないかとワクワクしています。まず、The BONEZがcoldrainに声をかけた理由、そしてcoldrainはどんな気持ちでオファーに応えたのかを教えていただけますか。



JESSE 「コロナ禍とはいえライヴを取り巻く状況がだんだん変わってきて、ライヴハウスのスケジュールが混むようになってきて。だからまずハコだけ押さえておいたんだけど、今ワンマンでライヴをやるのかって考えたらちょっと違うと思って。じゃあ誰と一緒にやりたいかっつったら、コロナ禍になってからの3年間で一番観てないバンドがいいよねって話になって。逆に言えば、俺らのことを観せられてないバンドと一緒にやりたかった。対バンってさ、俺らが当たり前のように勝てるバンドと一緒にやっても意味がないんだよね。で、コロナ禍でもcoldrainは自分達の畑を耕し続けてきた5人だと思うし、コロナの影響で中止になった横浜アリーナ公演を 2 年越しに実現したり、諦めずに自分達にしかできない音楽を貫いてきたバンドだから。そういうと強さを持ってるcoldrainと一緒にやれれば、10周年に向けて最高の刺激がもらえるんじゃないかと思ってた」



ZAX「ヘヴィロックというジャンルがあるとしたら、coldrainはその中の帝王やからな」



Masato「はははははは」



ZAX「そこまで登り詰めたバンドやと思うし、純粋に尊敬してるから。ドラムのサポートで一緒に演奏したこともあるからこそ、coldrainの凄さはよく分かってる。元はと言えばPTP(Pay money To my Pain)とcoldrainの付き合いもあったし、coldrainがどういう風に15年歩んできたかも見てきたつもりではあるから」



Masato「帝王っていうか、退いた人がいっぱいいるっていう言い方が正しいかもね」



ZAX「はははははは!」



Masato「俺らにとっても、The BONEZに呼んでもらうなら今だよなっていう感覚があったんですよ。この3年間は対バンを殆どしなくなったけど、それ以前にもThe BONEZとがっつり対バンする機会は意外となくて。徐々に構築されていくThe BONEZを見てる感覚だったんですよ。でも、コロナ前辺りのタイミングで『The BONEZが完成してきてるんだろうな』っていう感じ--ひとつの強い塊になってきてる感じがあったんですよね。そういうのもあって、コロナ禍の前からずっとThe BONEZとは一緒にやりたかったんですよ。俺の中では4、5年越しの対バンですね」



ZAX「千葉LOOKで一度2マンやったことあったけど」



Y.K.C「うちのツアーで、当初出てくれるはずだったバンドがキャンセルになっちゃって」



JESSE「それで俺らが出たんだ。でも、それこそ全然仕上がってない頃のThe BONEZ。ガチッと固まってなくて、いろんなパーツを寄せ集めて作ったバイクみたいな感じだった頃だね」



Masato「言ってみたら、ラップ中心だったJESSE and The BONEZ(The BONEZの前身となった、JESSEによるソロプロジェクト)の頃から一緒にやって見てるのは俺らだけだから。The BONEZがJESSE くんのソロプロジェクトからバンドになっていく過程を知っている分印象が強いし、今のタイミングで一緒にやることに意味があると思えてるのは、Pay money To my PainやRIZEを超えていく瞬間をThe BONEZが迎えている感覚があるからなんだよね。むちゃくちゃ楽しみだし、今こうやって声を掛けて貰えたのは、それくらいThe BONEZに自信があるからなんだろうし」

“The BONEZとして新しい原点回帰となるcoldrainとの2マンライブ”



■The BONEZがJESSEさんのソロプロジェクトからバンドになって約10年ですが、Masatoさんが言うように、The BONEZに対する確信を得られたんですか。



JESSE「The BONEZって、ドラマかと思うくらい悲劇を経験してきたバンドで。元はと言えばK(Pay money To my Pain)が死んでなかったら4人のバンドにはなっていなかったし、ZUZUっていうヤツがいなければ俺のソロプロジェクト自体が始まってなかったんだけど、そのZUZUも辞めちゃって。RIZEのメンバーだったNAKAが入ったものの、NAKAも辞めていった。で、NAKAのラストライヴになるはずだったフェスの数ヵ月前に俺が事件を起こしてしまってさ。何度も何度もゼロに戻ってきたバンドがThe BONEZだと思うのね。ただ……事件を起こした張本人である俺がこう言うのもどうかと思うんだけど、事件を起こした時、本当に真っさらになれたんですよ。みんなの思うJESSE像がリセットされたっていうか。それまでは『JESSEはヒーローだ』とか『JESSEはポジティヴで太陽みたいだ』とか言われることが多くて。当然俺にもネガティヴな面があるんだけど、それでもヒーローでいなくちゃいけないって自分を鼓舞してたところがあったんだよ。なんなら、みんなの思うJESSE像を背伸びして演じてる時もあった。でも、事件を起こしたことによって『JESSEはダメだね』って言われて。そのおかげで、無理して着てた鎧が全部剥がれた。そこで、ようやく背伸びしなくてよくなったと思えたんだよね。もちろん俺の事件のせいでメンバーの職を失わせちゃったし、たくさん迷惑かけたのは間違いないわけで、だからこそゼロからまたスタートするんだ、このメンバーとThe BONEZにすべてを注ぐんだっていう気持ちでこの数年を過ごしてたんだよね。だから、どんな状況でもライヴできることが嬉しくてしょうがなくて。コロナ禍で声出しもダイヴもモッシュもできない環境じゃライヴは無理だっていうバンドもたくさんいたと思うけど、イスを置いてようが、人前でライヴできること自体が俺は嬉しかったんだよ。そうやってひとつずつ積み上げてきて、2020年から3ツアーを回って、自分らのワンマンをやり続けて。じゃあ今度は、人の現場に誘われるんじゃなくて、俺らが他のバンドを誘う番だって思えるようになったんだよね。その1発目がcoldrainとの2マンなのは、俺らにとって新しい原点回帰とも言えるんじゃないかな。KはずっとMasatoに一目置いてたし、それだけの才能をさらに磨き続けて15年貫いてきたcoldrain--そんなスゲえバンド、今のThe BONEZに自信がなくちゃ呼べないもんね。背伸びする必要がない自分でステージに立てるようになって、だからこそ4人の関係性がさらに強くなって。俺の事件、コロナ禍……全部、The BONEZを強くするために必要なピースだったと思う」

“それぞれに血を分けた2バンドの本気の歴史”

■これは勝手にドラマを作っている見方かもしれないですが、それぞれに違った意味でPay money To my Painの血を分けている2バンドだと思うんですね。Kさんを亡くした後に、当時JESSEさんのサポートだったT$UYO$HIさんとZAXさんが正式メンバーになって始まったThe BONEZ。PTPが海外のシーンにリアルタイムで鳴らしたポストハードコアの血を受け継いだcoldrain。ロックバンドの間で受け継がれるドラマをどうしても重ねてしまう2マンライヴなんですけど、JESSEさんとMasatoさんのお話は、あくまでお互いが貫いてきたものへのリスペクト一発でぶつかり合うライヴだっていうことですよね。



Masato「バンド間の歴史をドラマティックに捉えてくれるのは観てくれる人達のほうだと思うし、PTPの時から観てる人、RIZEの時から観てる人は尚更そうだとは思うんですよ。でも何が一番大事かって、coldrainはcoldrainだ、The BONEZはThe BONEZだって言えるところまで進んで来たことなんですよね。もちろんThe BONEZはKを失った経験がバンドの始まりになっているわけだけど、メンバーの本気がその歴史を塗り替えていったから今があるんだろうし。で、coldrainは単にPTPやRIZEを観ていた側で、最初は先輩達に相手にもされていなかった感覚が強かったんですよ。それでも15年続けて、今なら笑って闘えるくらいになれたとは思っていて。ただ、ズルいことにもうKくんはいないんですよ。そういう意味では、今でも対等に闘える先輩なのがThe BONEZだと思っていて。けして誰かの代わりじゃない、The BONEZがThe BONEZとして替えの効かないバンドになるまで貫いて来た人達だから、俺らは『今闘えるのが嬉しい』って思える。今の俺らで闘える場所を作ってくれたことに感謝してるんですよね。いなくなった人を追うんじゃなく塗り替え続けているからThe BONEZはカッコいいんだよね」



JESSE「自分も人も、代わりなんて他にいないからね。今思えば、どこかでKの存在まで背負おうとして背伸びしてた部分もあったと思うんだよ。Kの代わりなんていないと分かってるし、だから俺は俺でやるしかねえって思ってるのに、どこかで抱えてるものがあった。でも今のThe BONEZがちゃんとバンドとして固まったからこそ、そういうことを気にしなくてよくなって。誰かの代わりじゃない、The BONEZはThe BONEZなんだ、JESSEはJESSEなんだって思わせてくれたのは他でもないメンバーだし、むしろ俺の勝手な背伸びがThe BONEZの表現に対するストッパーになってた気もするんだよね」



Y.K.C「coldrainとThe BONEZが似てると思うのは、たとえばコロナ禍になった当初、椅子とか枠がある中でのライヴに対して『これじゃ違うんだよな』っていうところがありながらも、ちゃんと音を届けたり人の感情を受け取ったりする力を鍛えられた3年間だったわけで。coldrainにとっても、自分達の音楽をさらに研ぎ澄ます修行の時間だったんだよね。その鍛錬の結果があった上でThe BONEZとガチンコの対バンに呼んでもらえるのは絶対に面白いし、お互いにどんなものが出てくるのか興味しかない。どうしても激しさや勢いで誤魔化せてしまう面もあるけど、coldrainもThe BONEZも、アンサンブルをこう聴かせないとこの歌・この音楽は届かないっていうところまで作り込んでるんですよ。人間のグルーヴをちゃんとアンサンブルの面白さに落とし込んでいるのがThe BONEZと俺らだと思うし、そのアンサンブルこそバンドの喜びだと感じてる2バンドなんじゃないかな。カッコいいの方向性が似てるっていうか」



Masato「ジャンル感で言っても、ラウドとかパンクの狭間のところで自分達だけの音楽を追求してきてるのがThe BONEZでありcoldranだと思うし。ガチンコでやった時に自分達の音楽のことがわかりやすい気がするんだよね。お互いにやっている音楽は別だけど、Y.K.Cが言ったようにメンバーの個性をフルで生かすアンサンブルを考えた結果としてラウドやパンクの狭間の音楽になっていくんだよなっていう感じ」

“人間の哀愁がそのまま音楽になっていくのがロックバンド”



■単に盛り上がりがどうとかじゃない、人間が持ってるグルーヴ同士の勝負になってくる。



Masato「そうそう。で、そもそもバンドってそういうものだと思うんだよね。それこそPTPから受け継がれた遺伝子だと思うけど、結局は楽曲勝負だし、その楽曲を作った人間のアンサンブル勝負。T$UYO$HIくんとZAXくんはまさに、PTP時代からそれを貫いてきてる人達だと思うし。激しさやノリだけじゃない、人間の哀愁がそのまま音楽になっていく感じ」



ZAX「まあ、人間がそのまま出てしまうのがロックバンドやと俺は思ってるから。あくまでジャンル的には普通のロックをやってるつもりやけど、でもThe BONEZらしいロックを普通にやった結果、何にも当てはまらへんものになる。人と人でやるからロックバンドは面白いし、むしろ、人間をそのまま出せる以上に大事なことはないとも思うし」



JESSE「それが『背伸びしない』ってことだよね」



ZAX「そう、誰かに勝てない部分は勝てないし。みんなそれぞれに武器を持ってるわけやから。俺らにしかない武器は何かって考え続けるのがロックバンドやと思ってる」



JESSE「『〇〇ぶる』ってことをやった瞬間に、すぐバレるからね(笑)。人ってどうしても、カッコいいヤツに憧れてしまうじゃん。でも真似すればするほど、カンの鋭いヤツに『ダサくね?』ってすぐ言われる。俺らはとにかくダサいところがないようにしようぜって話をするんだけど、じゃあダサいとは何かって考えたら、やっぱり背伸びしちゃう姿だと思うんだよね。だからやっぱり、自分にとってのカッコよさを追求すればするほど、背伸びしない自分自身を出すべきだって思うようになっていく。で、それが結果的に自分達のジャンルになっていくんだよね。『背伸びしてない』っていうジャンル」



Masato「自分達らしさを具体的には言うのは難しいけど、でもブレない方法だけは知ってるっていうか。それが、続けていく中での指針になっていく気がしてて。その上で具体的な表現をすると、The BONEZはラップが入ってくるFOO FIGHTERSで、coldrainはブレイクダウンが入ってくるFOO FIGHTERSだと思うんですよね」



JESSE「はははははは!」



Masato「その要素の違いこそ、人間の個性の出てるところだと思う。歌メロがあるRage Against The Machineになりたい、みたいなさ。ルーツに素直でいて、その上で自分自身がどうなりたいのかが表れてくる」

“その人でしかない表現をするために誰もが刀を磨いてるんだ”

■PTPも、RIZEも、coldrainも、2000年代、2010年代の日本のシーンに根付いていなかったオルタナティヴな音楽をメインストリームに持ち込んだバンドだと思うんですね。ご自身では、自分達の音楽の位置づけはどういうものだと思っているんですか。



JESSE「俺はもう、自分以外に替えの効かないキャラになりたいってだけでやってきただけ。ガキの頃によく思ってたことだけど、もしKYONOさんがTHE MAD CAPSULE MARKETSを辞めたら俺がヴォーカルのトライアウト受けてえって考えてたの(笑)。でも自分でバンドをやっていく中で、いろんなノウハウを得れば得るほど『この人の代わりなんてできねえわ』って思うようになって。で、替えの効かない人達だから俺はあんなに好きだったんだよね。だから俺も替えの効かない人間になりたかったし、海外のバンドだろうと、日本のバンドだろうと、その人でしかない表現をするために誰もが刀を磨いてるんだよね。で、背伸びしなければ背伸びしないほど、どんどん替えの効かない自分になっていけるっていうのが面白いところだと思うし」



■背伸びしない自分で歌ったり曲を作ったりすると、これまでとは違う自分が歌の中に出てきますか。これは、直近の作品『LAB』にも表れている部分だから聞くんですけど。



JESSE「むちゃくちゃ出てくるね。なんか……ダサい自分、弱い自分も好いて貰えるんだなって思えるようになった。たとえばZepp Yokohamaでライヴをした時に、MCでめちゃくちゃいいこと喋って会場間違えて『おいZepp Tokyo行くぞ!』とか言っちゃって」



Masato「ははははははは」



JESSE「もうZepp Tokyoすらねえのに(笑)。今までは、そういう小さいミスでもガーンって落ち込んじゃってたの。でも、それも俺なんだって思えるようになってきてさ。一見音楽に関係ない話だけど、ダサい部分も自分なんだって思えたらもっと自由になれるんだよね。むしろ、そのまんまの俺を受け入れてもらわないと意味がない。なんなら、そういう自然体が俺のいいところなんだよねってみんなから教わってきた気もするし」



ZAX「俺らはJESSEが歌詞を書く現場も常に一緒に居るバンドやけど、明らかに歌詞の内容も変わってきてるからな。心情の変化も凄くわかりやすい」



Masato「俺が聴いてても、歌詞が変わったと思う」



JESSE「3年前の事件の執行猶予期間も終わったわけだけど、それでもずっと十字架はあるんだよ。バンドのみんなにも迷惑をかけたし、やっぱり奥さんと子供にも辛い思いをさせたから。一番下の息子は物心つく前で覚えてないかもしれないけど、毎日面会に来てくれて、アクリル板の向こう側で『ダディ、出てきてよ』って泣いてて。あいつが覚えてないとしても、俺はあの時のことを一生覚えてる。『出てきてよ』って言う息子に応えられなかったことは俺の一生の十字架だと思うし、周りの人を悲しませた自分への苛立ちとか、不甲斐なさとか……その十字架はむしろ背負わせてくんない?って思ってる。で。それを背負うことで俺は強くなれるから。もう誰も悲しませたくないし、メンバーにも迷惑かけたくないし、そのために、自分のダサさも弱さも受け入れて歌うしかないと思ってるんだよね」

“俺らはどうしたら闘えるのかって試行錯誤してきた時間の分だけ、ラウドロックっていう言葉を根付かせることができた”



■ジャンル感も含めて日本に根付いていなかった音を鳴らして、それがちゃんと受け継がれてきたことをわかりやすく示している2バンドの対峙だと思うんですよ。RIZEやPTPが作った日本のミクスチャーやポストハードコアの原子を受け取って、日本に根付かせていったのが2010年代のcoldrainの世代というか。その軌跡を2022年末に振り返ってみると、2バンドのやってきたことはどんな形で受け継がれていると思えますか。



Masato「どうだろうな……海外でも活動したことがあるから言えるけど、日本のバンドのパッションは世界でも類を見ないものだと思うんですよ。で、クールにやるだけじゃなくて熱さが大事なんだっていうことはメロディックパンクのライヴから吸収したことだし、日本のラウドと言えばメロコアだった時代に、俺らはどうしたら闘えるのかなって考えてきた結果としていろんなジャンルの人達から学ぶことが多かったんだよね。そうやって試行錯誤してきた時間の分だけ、ラウドロックっていう言葉を根づかせることができた。それは自分達の功績と言ってもいいんじゃないかなって思ってる。そういう意味で、俺はラウドロックっていう言葉に執着があるんですよ。俺らの上での世代で言えば、ミクスチャーっていう言葉をとても大事にしていたと思うし。そのラベルが誰かにつけられたものであったとしても、やっぱり自分達が作った場所に対するプライドがあったのは間違いなくて。それで言ったら、Dragon Ashがテレビで『ラウドロック』って紹介された時に『それは俺たちだろ』って思いつつ、それでもテレビが『ラウドロック』っていう音楽を認めたんだって嬉しくなって。これは単に言葉の話じゃなくて、そうやって自分達の音楽を言葉にして掲げるところから始まって、俺らの場所を作るにはどうしたらいいのかって考え続けてきたのがcoldrainだっていうことなんですよ。そういう意味では、JESSEくんの世代よりも自覚的にラウドミュージックを日本に根付かせようとしてきたのかもしれない。ただ、35になって初めて、後輩が少な過ぎるってことに気付いて」



JESSE「そうだね」



■それはどうしてなんだと分析してます?



Masato「これはねえ--スゲえこと言っていいっすか?」



JESSE「うん」



Masato「The BONEZがいるからダメなんですよ」



ZAX「ははははははは!」



Masato「PTPやRIZEがやらなくちゃいけなかったことを、後にやれたバンドがいないから。俺らが追いつけないところにMADやRIZEやPTPやFACTがいなくちゃいけなかったし、今でもみんなでガチンコの対バンをして闘ってなくちゃいけなかったんです。そうやってシーンが育まれていくのが俺らの想像した未来だったのに、蓋を開けてみたらCrossfaithは休止。Crystal Lakeはヴォーカルが抜ける。ヘヴィミュージックの第一線にいた連中がどんどん止まっていって。やっぱり各バンドが続いてないっていうのが一番の痛手なんですよ。なおかつ、15年続けてきた俺らの後続のバンドも少なくて」



JESSE「なるほどね。でもさ、coldrainを受け継ぐ連中が出てくるのはここからだと俺は思うんだよね。今の高校生くらいの世代はラップに行ってるかもしれないけど、もっと下の中学生や小学生は、きっと数年後にロックバンドをやりたくなるはずだと思ってて。何故そう思うのかって言うと、小学生や中学生は、コロナ禍の(立ち位置規制の)ガイドラインがあったおかげでライヴを最前で観られるようになったわけじゃん。それ以前の環境で言ったら、小学生がモッシュの中でライヴを観るのは難しかったから。でもこの3年間、椅子があったおかげで小さい子もロックバンドの爆音を浴びられるようになってさ。そいつらが数年後にロックバンドを始める可能性はめちゃくちゃあるんじゃねえかって俺は思うの。coldrainがやってること、みんながやってることが、あと数年後に花開くはず。たとえば親御さんがcoldrain好きで、コロナ禍のガイドラインがあったから子供をライヴに連れて行ける状況になって。無理やり連れてこられた子供達が、一発のライヴで衝撃を受けちゃってさ。『Masatoさんみたいになりたい』って沸々としてる子達が今もいるはずだよ」



Masato「ああ、そうであれば嬉しいっすね。そうやって未来に繋がる活動ができたらいいなって思ってるし、The BONEZとの対バンも、そういう日になればいいですよね」



JESSE「そうだね。誰より俺が12月22日を楽しみにしてるし、ぜひいろんな人に来て欲しいな」



Text by Daichi Yajima (MUSCA)

The BONEZ Presents LIVE TONIGHT with coldrain


12月22日(木)
Zepp Haneda(TOKYO)
OPEN 18:00 / START 19:00
[チケット]
1Fスタンディング ¥5,500 / 2F指定席 ¥5,500(D代別)


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